最終更新日: 2014/10/11

ユーザの登録

OpenMediaVaultのデータスペースのアクセスには、アクセスユーザおよびグループに対するアクセス権が付与されている必要があります。 以下ではアクセス権の付与に関連するユーザおよびグループの登録について説明します。

■ユーザ追加

(1). 通常(NFSでの利用でない場合)

OpenMediaVaultを利用させるユーザを登録するにはメニューから[アクセス権の管理]-[ユーザ]を選択して、[追加]をクリックして利用者の情報を登録していきます。
このとき、グループを細かく定義する必要がなければすてべのユーザを "users"グループにしてもかまいません。


設定後、[適用]をクリックすることで設定内容が反映されます。

(2). NFSでの利用の場合

NFSでは、クライアントとNFSサーバのお互いが同じユーザIDとグループIDでないとアクセス権の制御で齟齬が発生します。ですから、NFS用にユーザIDを登録する場合にはクライアント上の /etc/passwd ファイルなどを使って以下の形式のテキストファイルを作成して、これをインポートすることをお勧めします。

# <name>;<uid>;<comment>;<email>;<password>;<group,group,...>;<disallowusermod>

# ex.
a-endo;1000;Endo Akira;a-endo@example.jp;P@$sword;groupNFS;false
o-suzuki;1001;Osamu Suzuki@example.jp;P@$sword;groupNFS;true
各要素の意味は、

■グループの追加

(1). 通常(NFSでの利用でない場合)

上記ユーザを登録したら、与えるサービスに対応するグループも作成していきましょ。
例えば、AさんとBさんにはFTPを、またBさんCさんにはCIFSを利用させるのであれば、FTP用とCIFS用のグループを作成し、そこにユーザを参加させておくと良いでしょう。
グループの登録はメニューから[アクセス権の管理]-[グループ]を選択して、[追加]をクリックグループとそこに参加させるユーザを指定していきます。

(2). NFSでの利用の場合

NFSでは、クライアントとNFSサーバのお互いが同じユーザIDとグループIDでないとアクセス権の制御で齟齬が発生します。ですから、NFS用にグループIDを登録する場合にはクライアント上の /etc/group ファイルなどを使って以下の形式のテキストファイルを作成して、これをインポートすることをお勧めします。
# <name>;<gid>;<comment>

# ex.
groupFTP;1000;FTP users
groupNFS;1001;NFS users
各要素の意味は、