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最終更新日: 2019年8月15日
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トリガーアクションの実行

監視アイテムに何らかの変化が上がってきた場合に、変化の内容によって実行するアクションを定義できます。 この機能は主に、障害発生時にその障害の内容を管理者へメールやメッセンジャーへメッセージとして送信したり、所定のコマンドを実行させたりするのに利用されます。 ここでは、メールによる報告と停止したプロセスの再起動の例を説明していきます。 なお、ここでは既に「メールの設定」でZabbixが使うメールサーバの設定は終わっているものとして説明していきますので、まだ設定が終わっていない場合には設定を終わらせてから作業委入ってください。

障害メールの送信

監視対象に障害が発生した場合に、管理者として登録されたのメールアドレスにその障害の報告メールを送信します。 なお、ここでは「重度の障害」して判断されたものをメールで知らせるようにします。 イベントに対するアクションを指定するために、[設定] -[アクション] を選び画面右上のイベントソースを”トリガー”に変えてから [アクションの作成] を選択します。
最初に [アクション] タブを選び次のように入力します。
- メンテナンス期間中 "いいえ"
- トリガーの深刻度 (以上) "重度の障害"
次に [実行内容] タブに切り替えます。
[実行内容] タブをクリックし [新規] をクリックし次を指定します。
実行内容の [追加] をクリックします。
実行内容の詳細を次のように指定してきます。
を選択して[追加]をクリック
以上でメール送信の実行アイテムが設定できたので最後に画面下の[追加]でアクションを登録する。
もし、障害回復時にもメールしたい場合には、上記画面の”復旧時の実行内容”タブにも同じようにメール送信を設定します。
[管理] -[ユーザ] を選びメール送信先にしたユーザを選択します。 [メディア]タブを開きユーザのメールアドレスが設定されている事を確認します。


障害サービスの自動再起動

監視対象のサービスが何らかの理由で停止した場合、そのサービスプログラムを自動的に再起動する処理を行います。 根本的な障害原因が治っていない場合には、自動的に起動しても意味がないかもしれませんが、運用面で管理コストがかけられない場合(例えば、土・日曜日の障害対応)には有効な方法と思われます。
ここでは、Mailサーバが何らかの理由で終了してしまった場合に、自動的に再起動する例を説明します。 まず、Mailサーバが停止した場合にZabbix上でどのように判断されるか確認してみましょう。 Mailサーバーが止まった状態でZabbixのダッシュボードを確認すると次のように "SMTP service is down" となっていることが確認できます。この文字列をアクションにおける判断で使います。
アクションを設定するためには、[設定] -[アクション] を選び画面右上の [アクションの作成] を選択します。
最初に [アクション] タブを選び次のように入力します。
- 受信した値 (含む) "SMTP service is down"
以上を指定したら [実行内容] タブをクリックします。
実行内容の [追加] をクリックします。
実行内容を [リモートコマンド] として以下の指定をします。

追加された実行内容が問題なければ、画面下の[追加]をクリックしてアクションを追加します。

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