日本通信のサービス内容が公表されて、ドコモ回線でiPhoneが利用できるといった記事が多く見られるようになってきましたね。
多くの記事は、これでiPhoneが自由に使える、みたいな内容ですが個人的はどうだろうかと首を捻ってしまいまます。
最大の問題は、SIMフリー版のiPhone4をどうやって入手するかということと、保障の問題がクリアになっていない事だと思います。
この2つは実は関連する事案で、もし大量に海外モデルが輸入されるようなことになれば、国内のApple KKが黙っていないのではないかと考えられるからです。
国内のApple KKは、当たり前のことですが自分のところの販売計画(予算)を立てて商売をしており、ここでかかる費用の中には当然各種製品の販売や保守に関わる費用な どが見込まれている筈です。 で、当たり前ですが、自分のところから製品を売れば利益と費用が相殺されますが、もし輸入品の保守まですることになれば、早晩、その保守費が無視できない ようになる可能性があります。
もちろん米国Appleがその費用をカバーしてくれれば良いですが、税金の問題からその金額が大きくなってきた場合 にはそれも困難(費用だけを外国から付け替えている形になり、その国からみると脱税に見えますね)になり、国内Apple KKでは「輸入品の修理は購入元に依頼してくれ」という声がでてきることになる可能性があるのではないかと考えられます。(現状は数が少ないうちは問題に ならないと思いますが。。。)
国内のAppleが販売するiPhoneがSIMフリー版であれば、この保守費用ももっと簡単に解決できそうですが、実際には非フリー版しか国内Appleが販売できない以上は、そのうちこれが問題になると考えています。
で、そうなった場合Appleとしての方針とSoftBankとの関係を考えると、

1.輸入iPhoneの修理も国内Appleで受け付けるどが、シッピング料金(輸送代)とバカ高い保守費用を請求する
2.SIMフリー版でないiPhoneで返却するという回答をする。
3.AppleとのアクティベーションでSIMフリー版は国内利用はSoftBank SIM以外を受け付けないようになる

をしてこないで無いとも限らないのではないかと考えられます。
たぶん、日本通信はこの保守に関する部分についての考えは、ほっかむりすると思われますが、はてさてどうなりますことか?
輸入iPhoneを購入する人は、この国内Apple KKが正式にアナウンスするまでは、自己の責任で対応する前提と考えておいたほうが良いかなと思います。